<横浜7-2阪神>◇22日◇横浜
AK砲が、勝負強さを発揮した。3回2死一、二塁で金本知憲外野手(41)が打席に入る。吉川の外角フォークを中前にはじき返す先制適時打。続く新井貴浩内野手(32)は初球を左前に運んで2点目を奪った。「良い場面で打てて追加点をとれてよかったです」と新井。2アウトから4番、5番の連続適時打で先手を奪った。
終盤のヤマ場となった9連戦の8戦目。ともに体調は万全ではない。金本は、試合前のアップで何度も右足内転筋を右手親指でマッサージしていた。新井は、疲労の蓄積を理由にして試合前の打撃練習を回避。新井からの申し出を受けた常川チーフトレーナーは「腰も張っているだろうし、背中も張っているだろう」と言った。そんな状態でも3戦連続打点をマーク。新井は「ちょっとでもいい状態で試合に入っていけるように」と説明した。この回の2点は上位打線が4本の単打をつなげて奪ったもの。和田打撃コーチは「ずっと出ている選手は、振れているような感じ。新井ぐらいまではいい」と話した。
しかしその後は金縛りにあったかのように追加点がとれない。4回以降はわずか2安打で逆転負け。故障明けの関本、桜井、ブラゼルら下位打線に当たりが戻ってこない。CS争いの重圧がかかる中で、12安打中7本が長打だった横浜打線に対し、阪神は単打6本。スイングの違いが浮き彫りになった。和田打撃コーチは「雰囲気が重いな。重くなってきた。そういう中で勝っていかなければいけない」と指摘した。
真弓監督は「気持ち的に守りに入っている気がする。(重圧は)感じていないと思うけど…。打線は当たったり、当たらなかったりするんでね」と打線の復調を期待した。もともと打ち勝つチームではない。高まっていく緊張感の中、AK砲が見せた集中力を見習っていくしかない。【益田一弘】
[2009年9月23日11時25分
紙面から]ソーシャルブックマーク




