沖縄・那覇で自主トレ中のロッテ清田育宏外野手(24)が12日、「鎌ケ谷といえば僕でしょう」と、地元のプライドをのぞかせた。佑ちゃんフィーバーに沸く鎌ケ谷市生まれ。昨年暮れには「市民スポーツ賞」も受賞した。父親の実家は地元の名産梨を生産する「清田梨園」という由緒正しき?

 鎌ケ谷っ子なのだ。

 沖縄にも地元の熱狂ぶりは伝わってくる。市民スポーツ賞の表彰の際、清水市長からは「斎藤君が来る」とうれしそうに声をかけられた。入寮を1面で報じた新聞に「すごすぎません?

 アクセス方法まで…」と目を丸くした。新鎌ケ谷駅に斎藤のポスターが貼られていると知り「こんなところまで貼らなくてもいい。実家の最寄り駅ですよ」。地元の星としては、ぼやきたくなる気持ちも分かる。

 人気ではリードを許しても、新人の昨季は勝負強い打撃で日本一に貢献するなどプロの実績では上だ。東洋大時代の07年明治神宮大会では2打数無安打も、最近の映像から「(低めへの)ボール球が多い」と攻略法はつかんだ。「意識はしない。佑ちゃんより、ダルビッシュと戦いたい」と余裕を見せる。

 那覇での自主トレは9日から22日まで14日間無休。朝10時から夜9時まで、夕食時間以外は練習場に入り浸る。「いっぱい野球をしています」。鎌ケ谷に清田あり。斎藤よ、鎌ケ谷のあるじにはまだ早い!?【鈴木良一】

 [2011年1月13日8時37分

 紙面から]ソーシャルブックマーク