左膝半月板手術から再起を期し、2軍でリハビリ中の阪神城島健司捕手(34)の1軍合流見送りが18日、決まった。高知・芸西村の宿舎で1、2軍合同のコーチ会議を開催。2軍スタッフから報告を受けた真弓監督は「本隊の練習に参加するところまでは来ていない」と明かした。2軍が安芸キャンプを打ち上げる22日に一緒に帰阪。24日に定期検査を受け、その後は鳴尾浜などで調整する方向だ。

 リハビリは順調だが、首脳陣がハイペースを心配しての措置だ。吉田バッテリーコーチは「本人は『大丈夫』しか言って来ないけど、まだ座って捕ったり投げたりする動きをしていない」と説明した。

 昨年11月に手術を受けた際は、試合出場まで6カ月(=復帰は6月ごろ)の重傷診断を受けている。このことを考えれば劇的な回復だが、本人はギリギリのところで戦っているだけに、悪化すれば一大事。開幕までじっくり調整させたい狙いがあった。

 1軍合流は3月以降になる。吉田コーチは「ドームの試合(オープン戦)とかで1回でも受ければ、経験のある捕手だから」と開幕に向けての青写真を明かした。城島はこの日、安芸市内の宿舎で静養。19日には、久々に対面する真弓監督に状態を報告する見込みだ。

 [2011年2月19日11時33分

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