巨人の外国人投手陣のサバイバルが、今日24日の韓国ハンファ戦から本格化する。原監督の設定したローテーション構想のリミットは3月3日。すでに3月2、3日の先発は沢村、東野が予定されており、アピールの場は実質キャンプ中、27日までと迫っている。

 先陣を切るのはブライアン・バニスター投手(29)。ハンファ戦の先発に備え、登板2日前の22日に57球のブルペン投球で調整。「まずは日本の打者の傾向を把握すること。イチロー、松井と対戦したので、なんとなく自分の考えはある」と自信をのぞかせた。26日の横浜とのオープン戦はディッキー・ゴンザレス投手(32)、27日のヤクルト戦にはカルロス・トーレス投手(28)が先発する予定だ。

 昨季5勝と不振だったゴンザレスも「90~95%、良いときの状態に近づいている。しっかり準備したい」と調子を上げてきた。新加入のトーレスは「調子はいいよ。自信はあるし、いい競争ができると思います」と不敵に笑った。

 川口投手総合コーチは先発枠を外国人に2枠与える考えを示唆しており、セス・グライシンガー投手(35)、ゴンザレス、バニスター、トーレスの4人中2人が脱落することとなる。生き残りをかけた戦いがいよいよ始まる。【斎藤庸裕】

 [2011年2月24日7時36分

 紙面から]ソーシャルブックマーク