西武G・G・佐藤外野手(33)と石井義人内野手(33)が来季の戦力構想から外れていることが6日、分かった。2軍選手は10日から宮崎でフェニックス・リーグに参加するが、故障者以外は同行することになっているメンバーから2人は漏れていた。

 G・G・佐藤は08年北京五輪の日本代表メンバー。07年から3年連続20本塁打以上の大砲も故障に悩まされ、昨年9月に古傷の両肘と左肩を手術。復活を期した今季は、1軍に1度も昇格できなかった。05年交流戦首位打者の石井義は今季12試合で打率1割5厘と低迷。2人は若手起用のチーム方針もあって、世代交代の波にのまれた格好だ。

 この日、西武第2球場で練習を行った石井義は「まだ球団から何も言われてないから、分からない」と話すにとどめた。9日に球団から通達される見込みだが、ともに現役続行を希望している。