DeNAが、オリックスを自由契約となったアーロム・バルディリス内野手(30)を獲得することが6日、確実となった。複数年契約を提示している模様で条件面が整い次第、契約の運びとなる見込みだ。

 バルディリスはオリックスとの残留交渉が難航し、保留者名簿から外れた。その後もオリックスと交渉に臨む構えをみせていたが、そこにDeNAが猛アタックをかけた。来季のCS進出を目指すDeNAは、4番ブランコの後ろを打つ5番打者候補としてリストアップしており、自由契約となってすぐさま獲得に動いた。この熱意と、複数年契約という好条件が実った形だ。

 バルティリスは今季、打率2割8分9厘、17本塁打、91打点と活躍した。DeNAは打撃面だけでなく、今季三塁で140試合に先発出場し、守備率9割6分5厘の守りも高く評価している。三塁を守る中村が40歳と年齢的な問題があり、筒香も成長過程という背景もあり、この点でも補強ポイントと合致した。また練習に真摯(しんし)に取り組む真面目な性格も、獲得への要因となったようだ。

 今オフは阪神からFA宣言した久保の入団も決めており、球団3年目のシーズンに向け、着々と戦力補強が進んでいる。