6球団キーマンが語る
「もう1人じゃない 決意の3年目」千葉ロッテマリーンズ 清田 育宏
期待の長距離砲 才能開花させる

今季、勝負の3年目を迎えるロッテ清田育宏外野手(26)は試合に飢えている。「とにかく全試合に出たいんです。打順は9番でも何番でもいい。でも僕が9番を打っているようじゃ、レギュラーではないということでしょうけど(笑い)」。明るいキャラクターらしくオチも忘れないが、決意は固い。
ルーキーイヤーの10年は強烈なインパクトを残した。春季キャンプの故障で1軍昇格は遅れたが、64試合で打率2割9分をマークした。日本シリーズ初戦では長嶋茂雄以来となる新人の初戦本塁打を放ち、30打数10安打1本塁打6打点で、新人選手通算最多打点のタイ記録を達成。レギュラーシーズン3位からの日本一という「下克上」の立役者となった。

だが昨季は2年目のジンクスに飲み込まれた。開幕スタメンを勝ち取れず、6月1日のヤクルト戦で死球を受けて右手人さし指を骨折。波に乗りきれず、岡田、伊志嶺にレギュラーの座を譲り、結局78試合にしか出場できなかった。「ベンチで試合を見ているのが辛かった。『今日は試合に出られるのかな』と考える時点でストレスがたまった。でも自分が打てないのがいけない」。我慢を強いられた1年だった。
変わらなければいけなかった。先輩井口に直訴し、1月には沖縄での約2週間の合同自主トレに参加。「メジャーを経験した人がどういうトレーニングをしているのか、練習に対する姿勢を見たかった。練習中は話し掛けづらくて、見て盗め、という雰囲気だった」。阪神鳥谷ら超一流選手も加わった張り詰めた空気の中で鍛え続けると、肉体に変化が表れ始めた。昨年の秋季キャンプ前に95キロあった体重は現在、88キロまで絞られた。

大粒の汗を流した努力の結晶だ。「僕、汗かきなんです」という清田をサポートしたのがナイキ社の「ナイキプロ コンバット」(機能性アンダーレイヤー)だった。これまでは布地のアンダーシャツを着ることも多かったが「汗を取ってくれる感じがするし、肌触りが最高です」と一気に魅了された。可動域の広さも実感している。最高で遠投117メートルを誇ったこともある強肩。「変に肩が引っ張られることもないです。上にユニホームを着ていても気にならないし、裸みたいな感じです」と体の一部と化したような感覚を覚えている。
支えるべき家族ができた。高校時代の同級生と1月1日に婚姻届を提出。背番号1や、お互いの誕生日が1にちなむこともあり、吉日を選んだ。「頑張らなきゃいけない。1人じゃないですから」。首脳陣も期待するチーム有数の長距離打者にとって勝負の3年目。清田はすべてのサポートを力に変え、才能を開花させる。【広重竜太郎】
◆清田育宏(きよた・いくひろ)1986年(昭61)2月11日、千葉県生まれ。市柏、東洋大3年まで投手、4年から打者に転向。NTT東日本から09年ドラフト4位でロッテ入団。プロ通算で打率2割6分4厘、5本塁打、43打点。180センチ。右投げ右打ち。
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