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ベンチ裏コネタ

打撃投手は1日で何球投げ込むのか?

 チームを支える裏方さんは多忙だ。特に打撃投手はキャンプ初日から登板。この日が開幕日となる。「今年は1月3日から肩を作ったよ」と話すのはロッテの石田雅彦打撃投手(44)。裏方として18年目を迎えた。

 

 今キャンプでは1日30分間、打者と向き合う。「球数は200球くらいかなぁ。今でこそ少なくなったけどね」。打撃投手の仕事が終わればアイシングをしたまま、ティー打撃のトスを上げ続け、次はシート打撃やビデオ撮影の準備。選手同様、分刻みのスケジュールだ。

 

 キャンプが始まる2月から秋季練習が終わる11月までの約10カ月間。移動日などを除きほぼ毎日、投げ続ける。今では球団の配慮もあり週に一度マッサージを受けられる。「もちろん、選手が優先だけどありがたいよね」。

 

 石田打撃投手にとって日本一に輝いた2010年シーズンが忘れられない。例年なら秋季練習で若手を中心に投げ込む。CSから厳しい戦いが続き、選手同様に疲れもたまった。だが、「やっぱり日本一がかかっていたし気持ちの持ち方が違うよね。楽しかったよ。休みは少なくなっちゃったけどね(笑)」。昨年は一転、最下位に転落。選手以上に裏方さんも雪辱に燃えている。

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