投打にスーパースターをそろえ、17年以来の王座奪還を目指した米国が、ベネズエラの気迫の前に屈した。7回まで無得点に封じられ、2点ビハインドの8回、ハーパーの同点2ランで振り出しに戻した。だが、9回に再び勝ち越されると、最後は粘り切れず、振り切られた。昨年4月以来、主将としてメンバー編成に尽力したアーロン・ジャッジ外野手(33)は、静かな口調で大会を振り返った。「確かに残念だった。金メダルを取るためにユニホームを着たから」。ワールドシリーズ(WS)との比較を問われ「WSは7試合制で今回は勝つか帰宅するか。とても興奮したし、楽しんだよ」と話した。

2大会連続で指揮を執り、いずれも銀メダルに終わったデローサ監督は、ベネズエラを祝福した上で言った。「言い訳をするつもりはない。国の代表として戦ったことを誇りに思う」。過去6回で優勝1回。「ミステイクだとは思わないが、プレッシャーをかけられなかった」と、悔しさをのぞかせた。

▽米国ハーパー(WBC初出場、8回に同点2ランも)「勝てるチャンスはあったが、ベネズエラはいい投球だった。とてもエキサイトしたし、雰囲気を楽しんだ。すばらしいトーナメントだった。確かに負けたが、それも野球の一部。ロス五輪? とても(出場を)望んでいるよ、本当にね」

【WBC】侍倒したベネズエラが米国破り初優勝 米国、8回にハーパー同点2ランも力尽きる/詳細