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松坂球数制限なんの「3球で勝つ」/WBC

先発3本柱の左から松坂、岩隈、ダルビッシュは、ベンチで談笑する
先発3本柱の左から松坂、岩隈、ダルビッシュは、ベンチで談笑する

<WBC:宮崎合宿>◇3日目◇18日◇サンマリンスタジアム

 レッドソックス松坂大輔投手(28)が省エネ配球に手応えをつかんだ。シート打撃に登板し、打者15人に41球を投げて2安打1失点、6奪三振の好投で最速150キロをマークした。本番での球数制限を踏まえ、打者1人あたり3球以内での凡退が8つ、初球ストライク9度と早いカウントで勝負する戦略に活路を見いだした。日本ハム・ダルビッシュ、楽天岩隈もシート打撃で力投し、日本が誇る先発3本柱が順調な仕上がりを見せた。

 厳しいノルマを課してマウンドに上がった。松坂が掲げたテーマは球数削減。当初からカウント1-1に設定されたケース投球で、打者1人あたりに1球ないし2球での勝負を挑んだ。

 先頭亀井への初球ストレートを右中間二塁打されたところでふんどしを締め直した。2番小笠原をカットボールで追い込むと2球目はスライダーで空振り三振。続く栗原も初球は外角スライダーでストライク先行。2球目は内角をえぐるシュートで力のない二飛に仕留めた。7人目の打席に立った松中には、初球の内角カットボールを三邪飛。変化球の精度を確認しながら、早いカウントでアウトを稼ぐ持ち球を見極めた。

 松坂 昨年から僕の課題はハッキリしています。今日も自分のやるべきことがハッキリ見えたので良かった。これを解消していけるように取り組みたい。

 11人目の打者、粘り強くバットコントロールしてくるイチローも3球で抑えた。カウント1-2から149キロの外角直球をファウルされたが、勝負球はひざ元へのスライダー。「力を入れてくると思った」と予期していたイチローにミートこそ許したが、結果は中飛。目標だった3球以内での料理に成功した。

 打者15人中、初球ストライクは9度。3球以内でアウトにしたのも8つを数えた。昨季レッドソックスで1イニング平均の球数は17・3球、100球前後で交代させられるレ軍の投手管理方針のもとでは、1試合の平均投球回数も5・78回に狭められた。3年目の課題である球数削減の狙いは、そのままWBCの投球環境にも生かされる。

 第1ラウンド70球。第2ラウンド85球。準決勝・決勝が100球。前回06年大会より5球増えたものの、本来はボール球も有効活用し、ディープカウントで勝負するタイプ。この5球増を追い風にするには、投球戦略そのものを変える必要がある。右打者への早いカウントでのシュート、左打者には同様にカットボール、スライダー。バットの根元に狙いを定めることで、ゴロや小飛球に仕留める確率が高くなる。

 原監督、山田投手コーチが初めて見守る前での実戦登板に力も入った。空振り三振した福留は「カットボールがメッチャ曲がっていた」。この日最速の150キロを空振り三振した中島も「大輔さんは速かった。ボールが伸びてきた」と証言。練習後の原監督も、松坂、ダルビッシュ、岩隈の3本柱を含めた投手陣の仕上がりの良さに胸をなでおろした。「それぞれが課題を持ちながら1歩1歩進んでいる」。エースのボールは随所で光った。松坂の次回実戦登板は、24日のオーストラリア戦(京セラドーム大阪)となる。【山内崇章】

 [2009年2月19日8時43分 紙面から]

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