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１回表巨人２死、アルフォンゾに先制本塁打を浴び、打球を見送る杉内

＜ＷＢＣ・強化試合：日本２－１巨人＞◇１日◇東京ドーム

　ＷＢＣ日本代表の杉内俊哉投手（２８＝ソフトバンク）は先発し、巨人エドガルド・アルフォンゾ内野手（３５）に１発を浴び、先発陣は４試合連続で先制点を許した。

　まさかの１発は必然でもあった。１回２死、左翼席を振り返った杉内が、ぼうぜんとした。アルフォンゾにソロ被弾。サムライジャパン投手陣の中で好調だった左腕が先取点を許した。これで強化試合４試合では、すべて先発投手が先に失点してしまった。

　悔やまれる１球だった。２死からであり、カウント２－１と追い込んでから、内角高めの直球を打たれた。「コースにはいきましたが、外国人選手に高めはダメですね」と反省。打者は追い込まれれば内角の速い球をマークする傾向が強くなり、しかも２死で一発を狙っていい場面。杉内は反省したが、捕手の城島は２試合続けて内角高めの直球を手痛い場面で打たれている。先取点を奪われると苦しくなる短期決戦で、同じミスを繰り返してしまった。

　この１発でリズムを崩した。直後に四球を与え、２回も１安打と２四球。２イニングで球数は５０。「先発で抑えてやろうと思って力んでしまった。でも、調子は悪くない。セットポジションで投げたり、走者を二塁において変化球を投げたりする練習ができました。不安はありません」と締めくくった。【小島信行】

　［2009年3月2日8時41分　紙面から］

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