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中国対西武の試合を観戦する、左から阿部、城島、ダルビッシュ、田中

　ジャパン戦士が「即席スコアラー」に変身し、５日の開幕戦の相手を丸裸にした。城島健司（３２＝マリナーズ）阿部慎之助（２９＝巨人）の両捕手、ダルビッシュ有（２２＝日本ハム）田中将大（２０＝楽天）の両投手らが１日、東京ドームでの中国代表と西武の強化試合を視察。約１時間３０分、バックネット裏から一挙手一投足を追った。

　中国戦先発が決定的なダルビッシュは、田中に身ぶり手ぶりを交え意見交換するシーンも見られた。「みなさん（報道陣）見た通りですよ」と言葉をはぐらかしたが、プロ、アマで国際大会経験豊富な阿部の見方は明快だった。「今まで中国を見ているけれど数段、レベルが上がっている」と警戒した。

　北京五輪の予選リーグでは、台湾に延長１２回、タイブレーク制でサヨナラ勝ち。孫嶺峰らキーになる打者がおり、前日２月２８日の巨人戦で途中出場した揚洋がこの日は先発出場。日本野球を知る前オリックス監督のコリンズ監督と不気味な存在だ。中継ぎ待機の可能性が高い田中は「見ないよりは見た方がいい。まっすぐは振ってくる感じ」とある程度イメージはできた様子だった。城島は「いいスイングをしている打者もいるし、そうでない打者もいる」と分析した。

　［2009年3月2日9時28分　紙面から］

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