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７回表日本１死、三振した城島は打席にバットを置いたまま大声を出す

＜ＷＢＣ・第２ラウンド：日本１－４韓国＞◇１７日（日本時間１８日）◇１組◇２回戦◇米カリフォルニア州サンディエゴ、ペトコパーク

　城島健司捕手（３２＝マリナーズ）が、手痛い退場処分を受けた。７回表の第３打席、カウント２－３から見送った外角のスライダーがストライクと判定される。ウエンデルステッド球審に暴言を吐いたわけでもなく、目さえ合わせもしなかった。ホームベース近くにバットを置き去りにし、そそくさとベンチへ向かうと、球審に退場を宣告された。「低いと思ったし、キャッチャーとしても、あのコースはとってないと思ったから見逃した。別に（判定に）不平不満があってした態度じゃないので。もっとイラついて退場しているなら、暴言の一言二言は言っても良かったんでしょうけど。そのつもりはまったくなかった」と冷静に振り返った。しかし、この行為は大会で適用されるルールに明らかに抵触していた。

　退場という最悪の事態だが日本は抗議はおろか、確認すらしなかった。原監督は「審判に『大変申し訳なかった』と言いました」と謝罪したという。チーム内に一切抗議をしないというルールを設けているからだ。

　「正々堂々と戦う」を信条にしてきたサムライジャパンにとって、城島の行為は落胆に値するものだった。もっとも、一番落胆したのは本人。「こんな大事なゲームで正捕手がグラウンドにいないのは本当にチームに迷惑をかけたと思う。そのことは反省しています」と出直しを誓う。まだ汚名返上の機会はある。（木崎英夫通信員）

　［2009年3月19日8時45分　紙面から］

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