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内川は同点ソロ本塁打を放ち、青木らにアゴをなでられ迎えられる

＜ＷＢＣ・第２ラウンド：日本６－２韓国＞◇１９日（日本時間２０日）◇１組◇１、２位決定戦◇米カリフォルニア州サンディエゴ、ペトコパーク

　伏兵コンビが試合の流れを変えた。１点を追う２回。５番に抜てきされた内川聖一外野手（２６＝横浜）が先陣を切った。カウント１－１からの３球目、１３８キロのほぼ真ん中直球は一直線にペトコパークの左翼席へ飛び込んだ。同点１号ソロ。「韓国に２つ負けていたので絶対に勝ちたいと思っていた」と執念で序盤から劣勢の風向きを変えた。

　試合前、１つの助言が効いた。原監督から「ボールを下からのぞき込むようになっている」と指摘をされた。内川は「自信を持って思い切り振れた」と開き直った。その後、韓国の守備が乱れ２失策で２死一、三塁のチャンスになり、片岡易之内野手（２６＝西武）が右翼へのポテンヒットで勝ち越した。「結果的にヒットになって良かった」と運も味方につけた。

　村田が離脱した中で、さらに重責がかかる右打ちの内野手がともに活躍。内川は「日本へ帰って村田さんに『頑張った』と言われるようにしたい」と横浜の先輩へ全力投球を誓った。

　［2009年3月21日9時15分　紙面から］

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