28日の大谷は、1年ぶりに球団が業務提携を結ぶパドレスのキャンプ施設を訪れたが「(感想は)特に、ないです」と淡々とした様子。ミーティング後は、他の選手と同様に体を休めた。日本の命運を託される二刀流右腕は、異国の地でも石橋をたたいて渡るように調整を進めていく。

<栗山監督の大谷関連発言>

 ▼16年12月9日 17年の実戦登板が16年(2月10日)より早まる可能性を示唆。「WBCもあるから早くしないといけないとは思っている。(アリゾナで)投げる可能性はある」。

 ▼同18日 二刀流の運用見直しを示唆。「今までと違う形を考えていかないと。野球が生まれた国(米国)で(投打)2つをやることを認められる選手になってほしい」。

 ▼17年1月10日 オーバーペース禁止令。「調整(ペース)を落とさせる。急ぐ必要はないので、スケジュールを見てると」。

 ▼同17日 キャンプ1、2軍メンバー発表。大谷について「アメリカで無理することはない」と、アリゾナキャンプ中の実戦では登板させない可能性を示唆。「翔平の中にあるプランを信じている」と自主性を尊重する意向を示した。

 ▼同24日 2月18日紅白戦(沖縄・国頭)でのWBC組そろい踏み構想を明かす。「あの辺で全員、行きたいよね」。