プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33)、WBC世界バンタム級王者の弟拓真(30=ともに大橋)が北海道・夕張合宿を終了した。15日に所属ジムから発表された。10~15日まで6日間、北海道で走り込みやフィジカル強化を目的としてキャンプを実施した。

父真吾氏、元世界3階級制覇王者八重樫東氏、12年ロンドン五輪ウエルター級代表の鈴木康弘氏、井上兄弟のいとこ浩樹氏らトレーナー陣、コンディショニング面を支える山岸大介氏のもと「北の大地」で肉体強化を図った。この合宿には同門となる井上の幼なじみ山口聖矢(32)をはじめ、WBOアジア・パシフィック・フライ級1位田中将吾(24)、日本スーパーフライ級14位中垣龍汰朗(26)も参加した。

井上拓は9月27日、トヨタアリーナ東京で同級1位那須川天心(27=帝拳)との2度目防衛戦に備えた「土台作り」が主たる目的だった。16日には那須川対策としてメキシコ勢パートナー3人が来日。アマ7冠で「モンスター2世」と呼ばれる東洋太平洋バンタム級3位坂井優太(21)、WBOアジア・パシフィック同級8位の田中湧也(27)、高校3冠のルーキー片岡叶夢(18)の同門3人を含めた計6人の練習パートナーでV2戦への調整に入る。

井上尚は来年2月頃、元3団体統一スーパーフライ級王者で現WBA世界バンタム級スーパー王者のジェシー・ロドリゲス(26=米国)とのビッグマッチが計画されている。この合宿からスイッチを入れ、拓真の世界戦サポート、そして自身の次戦に向けて本腰を入れる。

所属ジムの大橋秀行会長(61)は「これまでにない良い内容のトレーニングでした。これからはジムで強化スパーリングを開始します」と説明していた。