プロボクシング元WBA、WBC世界ライトフライ級王者カルロス・カニサレス(33=ベネズエラ)が28日、来日した。
WBA世界同級2位として9月2日、横浜BUNTAIで同級1位吉良大弥(23=志成)との同級王座決定戦を控える。
陣営の2人とともに日本に到着したカニサレスは35時間の長距離移動の疲労をみせず「しっかりとフィジカルも仕上げてきた」と気合を入れ直した。
今回の世界戦決定が7月中旬となったものの、母国カラカスでの最終調整に手応え。「私はプロのため、常にジムワークしている。声がかかればすぐに試合ができる状態だ。かなり準備できているので、楽しみにしてくれ」と余裕の笑顔を浮かべた。
昨年8月、母国でWBC世界ライトフライ級王座を獲得し、その後に休養王者となったものの、今年1月、米国の軍事作戦による国内情勢不安の影響で王座を手放すことになった。それだけにカニサレスは「国の政治的な問題で国を出ることができず王座を手放さなくてはならなかった。しかし冷静に戦える準備はできた。今はWBA王座獲得に集中している。王座奪回したい」と言葉に力を込めた。
24年1月、当時のWBA、WBC世界同級統一王者だった寺地拳四朗(BMB)に挑戦。ダウンの応酬の末、0-2の判定負けしたものの、日本勢とは4戦で勝1敗1分けという成績を残す。28勝(20KO)3敗1分けと経験豊富な歴戦の元王者。カニサレスは「吉良選手のことを尊敬している。若く、王座獲得へのハングリーさもあると思うが、私がここにいることを知って欲しい。彼のことを甘く見ていないが、トップレベルの選手と戦ってきた経験がある」と自信たっぷりに話していた。

