スーパーライト級で、元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者・輪島功一氏(83)の孫・磯谷広太(19=三迫)が2年連続の決勝進出を決めた。程子浩(27=DANGAN)との準決勝(スーパーライト級4回戦)で3-0(38-37×3)の判定勝利。昨年に続き、決勝進出を決めた磯谷は「決勝に戻ってくるのは絶対だと思っていた」と笑顔をみせた。

「逆転勝利」の展開だった。2回にロープ際に追い詰められて左フックを浴びてダウンを喫した。アマでも1度しかないダウンをプロで初めて味わったものの、あきらめずに終盤まで攻め続けた。「1回(のポイント)が微妙だなと思ったし、ダウンもしていたので」と最終4回、中間距離を意識しながらサウスポースタイルからのワンツー、右フックでヒットさせて競り勝った。判定勝利のコールを耳にするとリング上で歓喜の雄たけびを挙げた。

指導を受ける父和広トレーナー、そしてWBOアジア・パシフィック・ウエルター級2位の兄大心(25=三迫)は新人王獲得に失敗。磯谷自身も昨年は東日本新人王決勝で敗れた。今年は2度目の挑戦。祖父に続く新人王獲得を目指している磯谷は「おじいちゃんに続いてしっかりと取ります」と言葉に力を込めた。

決勝(11月3日、東京・後楽園ホール)では竹内凰騎(19=T&T)と激突する。所属ジムの三迫貴志会長は「一瞬、ヒヤリとしたけど勝って反省できて良かった。今年、うちのジムで勝ち残ったのは1人だけだから」と安堵(あんど)の笑み。磯谷は「次は油断せず、全部圧倒して勝ちたいと思う」と意気込みを示していた。