ボクシング「3150×LUSH BOMU」の第1回興行が24日に大阪府吹田市の大和アリーナで開催された。
「日本のボクシング界を変えたい」と元世界3階級制覇王者でプロモーターの亀田興毅氏(37)がたち上げた「3150 FIGHT」にいったん区切りをつけ、エンターテインメントで実績があるLUSHとの新たな取り組みをスタートした。
特徴はボクシングだけでなく「音楽と食」を融合させた総合エンタメ。会場敷地にはキッチンカーやテントが並び、試合の合間は音楽でフェスのように盛り上げる。ボクシングに興味がない人にも会場に足を運んでもらうのが最大の狙い。観客数発表は3000人で、興毅氏は「いい感じに成功した」と総括した。
このイベントで「注目の男」が堂々のデビューを飾った。メインを勝利で飾った元世界2階級制覇王者でIBF世界フェザー級3位・亀田和毅(33=TMK)の長男、望有(のあ)くん(4)。和毅の入場時、カウボーイスタイルで歌いながら先導した。15歳でメキシコに渡った和毅が、励まされてきた同国の曲を大観衆にひるむことなく歌い上げて会場の熱を高めた。
メキシコ人のシルセ夫人との間に2020年5月に誕生した望有くんは「亀田家の天使」。すでにモデル活動などを行い、4歳でも度胸満点。今回の「歌手デビュー」も自ら「歌いたい」と望んだという。和毅も試合後に「立派やったね。今日のMVPは望有でしょ。(度胸のよさは)ほんまにこっちが驚かされるわ」と父親の立場を超えて感心しきりだった。
和毅はIBF世界フェザー級王座への挑戦権を得て今後、同級王者アンジェロ・レオ(30=米国)との対戦に向かう。「絶対に3階級制覇は成し遂げる」。その原動力になるのが望有くんと今年4月に生まれたばかりの有里(あり)くん。これからも登場するであろう望有くんの天使ぶりとパフォーマンスへの注目度は父親を超えるかも、しれない。【実藤健一】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「リングにかける」)





