新日本プロレスは9日、東京・後楽園ホールで、11日の大阪城ホール大会で行うIWGPヘビー級選手権など、6つのタイトル戦の公開調印式を行った。

 IWGPヘビー級選手権では、1・4東京ドーム大会以来の挑戦となるケニー・オメガが「オカダ、人々はお前のことを信頼しているのかな? ファンはインスピレーションを与えて欲しいと思っているが、お前は与えられているのかな? この試合でどちらが世界一なのか、しっかり決めようじゃないか」と挑発。王者オカダは「ボクはケニーのように、ああだこうだ言うつもりはない。プロレスラーは超人なので、超人同士の試合をみなさん、楽しみにしていてください」と、さらりとかわした。

 IWGPインターコンチネンタル選手権では、この日の後楽園大会から復帰する棚橋弘至が挑戦者として登場。「大阪城で勝って、ベルトを作り直します」と、王者内藤哲也の手によってボロボロにされたベルトの奪還を誓った。一方の内藤は「棚橋選手の発言はすべて言い訳。文句があるなら、オレからベルトを奪って、オレを黙らせてください。宣言通り、大阪城ホール大会でインターコンチネンタル王座は封印したいと思います。封印が認められなければ、ベルトは返上します。インターコンチネンタル王者内藤は、大阪城ホール大会で最後です。棚橋選手は結果でオレを黙らせてほしい」と話した。

 NEVER無差別級選手権は、CHAOSの後藤洋央紀が、鈴木軍の王者鈴木みのるに挑戦する。軍団同士の威信をかけた戦いは、ともに軍団の仲間がリングを取り囲み、場外に落ちた選手をリングに戻すランバージャック・デスマッチ形式の試合となる。後藤は「この抗争を長引かせるつもりはない。大阪でしっかり決着をつけ、ハッピーエンドで終わらせたいと思います」と発言。鈴木は「この戦いはCHAOS対鈴木軍の戦いじゃない。新日本プロレス対鈴木軍の戦いだ。腹をくくって来い」と後藤を挑発した。