ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ(8月15日、島津アリーナ京都)に臨む挑戦者で同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)が7日、米国経由で成田空港に降り立った。世界戦連続防衛の日本タイ記録がかかる王者山中慎介(34=帝拳)に挑む新鋭は、同級シルバー王座のベルトを大事そうに肩に掛けて登場。「KO決着を期待してほしい。6回で倒す。2人ともハードパンチャーだから長いラウンドにはならないだろう」と予告した。

 23戦全勝(17KO)で、生粋のファイター。回転鋭く、加速していく連打をたたき込むスタイルで、連勝街道を歩んできた。「神の左」の山中の左拳対策として「大変似た選手を選んでやってきた。もらわないようにしたい」と自信を漂わせた。「衝撃が強い試合になる。パンチの応酬がある試合をしたい」と打ち合いを歓迎した。