フェザー級タイトル戦で武尊(26)が初防衛に成功した。「中国の武尊」と呼ばれるワン・ジュングァン(22)を3-0の判定で下した。

 本家が「中国の武尊」ワンとの激闘を制した。相手の攻撃を恐れない同士の一戦。武尊は積極的に前に出て、打ち合いを仕掛けた。前蹴りから左右のパンチを繰り出すと、ワンから前蹴りと連打で反撃を受けた。額の右に大きなこぶを作るほどの苦戦を強いられたが、有効打で上回り、30-29、30-29、30-28のフルマーク判定で相手の挑戦を退けた。

 試合後はリング上で「ほんとにKOできなくてすみません」とファンにわびた。しかし、その後はいつもの自信に満ちた表情に戻り「誰が何と言おうとK-1が世界最高なんで、僕が引っ張って証明していく」と声を張った。毎年「全試合KO勝ち」を宣言し、今年は4月と6月は有言実行。今回途切れたことで、新生K-1のカリスマは仕切り直しを誓った。