同級2位吉田実代(29=EBISU K,s BOX)が女子日本王者第1号になった。モデルの同級1位高野人母美(30=協栄)との対戦。吉田が飛び込んで右ストレートを当て、高野はクリンチでしのぐ展開に終始。判定は3者とも1ポイント差の3-0で吉田が勝利。公認10年目で創設された白いベルトをデビュー3年目にしてつかんだ。

 吉田はキックボクシングや格闘技の経験を持つ。14年にボクシングへ転向したが、2年前に長女実衣菜ちゃんを出産した。産後のダイエットでボクシングを再開し、夜の練習は子連れでこなしたシングルマザーは「メチャうれしい。子守をしてくれたジムの会員さんに感謝します」。

 世界戦経験もある高野は、入場はブラザーコーンを先頭に生歌で入場した。派手な演出も「想定以上に低かった。作戦負けも楽しめた。まだ続けます」と笑顔で話した。