10月22日に内臓にがんが発見されたと公表し、闘病していたプロレスラーのワイルド・セブンが3日、東京・新木場1st RINGで行われた「大仁田反省会」で、試合前のリングに立ち、手術が成功したと報告した。

 ワイルド・セブンは、「大仁田反省会」主催の大仁田厚(60)が引退した、10月31日の「大仁田厚ファイナル 後楽園ホール大会」第2試合で行われた「インディペンデントワールドバトルロイヤル100万円争奪マッチ」に、がんを押して強行出場していた。「10月にがんが判明しまして。医者に止められたんですが、10月31日はどうしても…と言い、出場しました」と当時を振り返った。

 その後、11月14日に入院し、同16日に手術を受けたという。「おかげさまで手術は無事に成功し、今は復帰に向けて…実はまだ入院中で、首には点滴が入っていまして、腹からはまだチューブが出ているという状態ですが、今日は大仁田さんをはじめ邪道軍の方が出るというので、また医者に無理を言って外出許可を取って来ました」と明かした。

 ワイルド・セブンは、大仁田がレフェリーデビューするバトルロイヤルを前に「大仁田さんがレフェリーをやる…本当は、私も一緒にやりたかったですが、手術は成功しました。必ずガンを克服して、大仁田さんより先にリングに復帰したい」と復帰を誓った。

 その上で、観客に「ぜひ皆さん、健康診断と、がん保険に入った方がいい。私、いわゆるがん家系ではないので、すっかり油断していて、まさか自分が、がんになると思っていなかった。がん保険に入っていなかったので、今や家計は火の車」と、健康診断とがん保険への加入を訴えた。【村上幸将】