浅倉カンナ(20)がRENA(26)に1回チョークスリーパーで一本勝ちを収め、RIZIN初代女子スーパーアトム級女王に輝いた。

 立ち技で勝る優勝候補筆頭を得意のグラウンド戦で仕留める番狂わせ。姉のように慕う相手でもあり「正直、試合前からやりづらいと思う部分もありましたが、戦っている時は勝つか負けるか(1人の対戦)相手して見ていました」と振り返る。昨年末のRIZINで敗れ「悔しさを晴らすには、同じ舞台しかない。あの負けが自分を強くしてくれた」と1年間の成長に胸を張った。

 「人生初ベルト。ホントにうれしいです。レスリングをやめてつらい時期もあった。1人ではここまで来られなかった。小さい時は格闘技が嫌いだったけど、自分を強くしてくれて本当に感謝しています」。父洋平さんを始めとする周囲の支えへの感謝を涙ながらに語った。