仙台女子プロレスの白姫美叶(21)が今年の意気込みを語った。昨年12月18日に仙台市内で行われたホーム最終戦ではタッグ戦で敗戦。その後のバトルロイヤルでも最後は王者橋本千紘(25)に競り負け、負け癖を払拭(ふっしょく)することができなかった。「負けが続いている。今年でレスラー生活4年目。そろそろベルトを取らないと」と焦りを口にした。

 16年に本名の岩田美香からリングネームに改名し、昨年1月には待望のシングル初勝利を収めた。9月からはボスニア・ヘルツェゴビナ出身のアレックス・リー(32)と異色タッグ「ストロングスタイルラッシュ」を組んでコスチュームを新調するも、タッグベルトとは無縁だ。「タッグは息の合わせ方など、難しさはあるけど勉強にはなる。でも今の自分には顔がない…」と、決め手不足に悩んでいる様子だ。

 「首刈り」と命名された回し蹴りを決め技にしているが、この頃は相手に見切られるようになった。「フィニッシュにつながる技をつくらないと。技の強度を上げていく。これで勝てる! という技を編み出す」。今年は新技を開発して、仙女の台風の目となる。