ジュニアのNO・1を決めるジュニア・バトル・オブ・グローリーが開幕し、Aブロックで、世界ジュニア王者青木篤志が、W-1の近藤修司に敗れる波乱があった。

 かつてともに戦い、13年に全日本を退団した近藤と青木は、互いに厳しい攻防を展開。近藤がパワーで押せば、青木は関節技で近藤を追い詰めた。終盤は、互いの意地をかけたバックドロップの応酬も見られたが、最後は近藤がキングコングラリアットで青木を粉砕した。

 近藤は「全日本プロレスは青木が勝つと思って、オレの試合をメインに組んだんだろうが、ハッピーエンドじゃなくてバッドエンドだよ。青木は強くなっているけど、オレ進化している。40歳になったけど、全盛期だ。オレが、もうこのブロック1位は決まりだろう。決勝で誰が来るのか楽しみにしているよ」と不敵な笑みを浮かべて言った。

 同じAブロックで、2年目の岡田佑介が佐藤恵一を破り、白星発進。岡田はファンの岡田コールに「こんなどうしようもない、何の取りえもないオレを、ファンのみなさんは最後まで応援してくれた」と感激していた。

 Bブロックで、昨年優勝の2年目、岩本煌史が難敵佐藤光留を破り、連覇へ向け幸先のいいスタートを切った。岩本は「去年の決勝で佐藤にレフェリーストップ勝ちしたけど、今日はきっちり3カウント取った。この1勝は大きい。全日本のジュニアを盛り上げるために、このリーグ戦は負けるわけにはいかない」と厳しい表情で話していた。