WWEヘビー級王者AJスタイルズ(40)が、レッスルマニア34大会(米ニューオーリンズ)で「ロックスター」中邑真輔(38)を挑戦者に迎えた防衛戦に臨む喜びを表現した。6選手による王座戦で防衛に成功した後のインタビューで「AJスタイルズ対中邑真輔がレッスルマニアのメインだ」と感慨深く口にした。その後、自らのツイッターも更新し「それは夢の試合と呼ばれる試合。日本で生まれたファンタジーだ。AJと中邑の王座戦は腕をつまんで、目を開いて見て」とファンに“まばたき厳禁”の指令を出した。

 この日の王座戦は、コミッショナーのシェイン・マクマホンが見守る難しい展開だった。ジョン・シナ、バロン・コービン、ドルフ・ジグラー、ケビン・オーエンズ、サミ・ゼインの挑戦者に迎えた防衛戦。ゼインとオーエンズの友情関係がリング上で崩れ、2人による場外戦にはシェインが巻き込まれ、キックを浴びた。するとシェインはオーエンズとゼイン、それぞれのフォールを妨害して報復し、会場がどよめいた。

 目まぐるしく攻防が入れかわる中、AJスタイルズは勝機を見逃さなかった。シナにポップアップ・パワーボムを繰り出したオーエンズに向け、フェノメナル・フォアアームをたたき込んで、フォール勝ち。保持するWWEベルトを高々と掲げていた。