ニュージャパン杯(NJC)2回戦で、飯伏幸太(35)がザック・セイバーJr.に敗れ、準決勝進出はならなかった。飯伏は、技を繰り出すたびに、ザックの関節技の逆襲に遭った。苦しい戦いの中で、何度か決め技のカミゴェ(膝蹴り)に持ち込もうとするが、ここでもザックの関節技に返された。

 最後は、卍(まんじ)固めから変形ダブルアームバーにつかまり、動きが止まったところで21分1秒、レフェリーストップ負け。「ギブアップはしてないが、レフェリー(の判断)がすべて。自分のNJCは終わった。今回はポスターの表紙になったりして、いろいろファンの方から絶対優勝すると言われたのに、応えられなかったのが残念。本当に申し訳ない。でも、まだまだあきらめていない。NJCが1年の全てではないし、たくさんの野望もある。今年は新日本をいい方向に動かします」と気持ちを切り替えていた。

 準決勝は18日の浜松大会で、ザックと、2回戦で矢野通をスカルエンドで下したSANADAが対戦する。