元世界4団体ミニマム級王者で、東京オリンピック出場を目指す元プロボクサー高山勝成(34=名古屋産大)が7日、大阪市内で練習を公開した。

 高山はアマチュア登録を求め、4月19日に日本ボクシング連盟(JABF)と日本オリンピック委員会(JOC)を相手とするスポーツ調停を日本スポーツ仲裁機構(JSAA)へ申請。JOCは4月26日に話し合いに応じることを了承したが、JABFは回答期限だったこの日、話し合う意思がないとする回答をしてきたという。

 高山は「東京五輪は憧れだし、ラストチャンス。自分は決して理不尽なことを求めていないと思う」。現在、平日は学生として通う名古屋産大のボクシング部で練習を続けている。今後もアマチュア登録をあきらめず、JOCを通じ、JABFに訴えていく方針だ。