20日に開催されるプロボクシングのダブル世界戦(東京・大田区総合体育館)の前日計量は19日、会場内で開かれた。WBA・IBF世界ライトフライ級タイトルマッチに臨む統一王者田口良一(31=ワタナベ)、挑戦者のIBF世界同級6位ヘッキー・ブドラー(30=南アフリカ)はともにリミット48・9キロでクリア。IBF世界ミニマム級タイトルマッチに臨む王者京口紘人(24=ワタナベ)、挑戦者のIBF世界ライトフライ級10位ビンス・パラス(19=フィリピン)も、ともに47・6キロのリミットでパスした。

 計量に先駆けて開かれた調印式で、WBAは8度目、IBFは初の防衛戦となる田口は「史上初(の2団体統一防衛戦)なのでうれしさを感じます。厳しい試合になると思いますが、勝つのは自分です」とキッパリと言い切った。また2度目の防衛戦となる京口は「前回から5カ月も試合が空いたので早く試合をしたい。KO率が高い者同士の対戦なので、階級に関係ない迫力がある試合をみせたい」と自信をのぞかせていた。