免許停止中に乗用車を運転し、警察官の自転車にぶつけて逃走したとして、道交法違反(無免許運転)と公務執行妨害の罪に問われた元世界ボクシング協会(WBA)ミニマム級王者宮崎亮被告(29)に、大阪地裁は31日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。

 小畑和彦裁判官は「過去にも交通違反を繰り返し、法を軽視する態度は根深い」と指摘。判決言い渡し後、「長年努力して積み上げた地位や名誉を失うのはもったいない。後輩や子どもたちのかがみになるような生活を送ってほしい」と説諭した。

 判決によると、昨年9月1日夜、大阪府東大阪市で、通行禁止の時間帯の道路に進入。パトロール中の警察官に求められて停止したが、ハンドルを切り急発進して自転車にぶつけた。

 宮崎被告は2012年12月に王座を獲得し、2度防衛した。