ヒデオ・イタミ(37)があと1歩のところで、クルーザー級王座に届かなかった。同級王者セドリック・アレクサンダーに挑戦したが、カウンター気味の相手必殺技に撃沈した。

 「あいつはオレをリスペクトしていない。なめられてたまるか。オレの実力を見せつけてやるよ」と敵意をむき出しにしたイタミはミドルキックからマウントパンチと打撃で王者を攻め続けた。

 アレクサンダーのアッパーカット、さらにオーバーロープのダイブ攻撃を浴び、一時は劣勢に立たされたが、スワンダイブ式攻撃を狙った王者を迎撃。場外に落とし、スチール階段で串刺しドロップキックをさく裂させた。勝利を確信するイタミは2度、フォールを狙ったが、カウント2で返された。

 さらに裏拳2連発で追い打ちをかけ、トドメを刺そうとした直後、アレクサンダーのランバーチェックをもろに浴び、無念の3カウントを許してしまった。