ボクシングのWBA世界バンタム級王者井上尚弥(25=大橋)が今秋開幕する賞金争奪の最強決定トーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)に参戦すると11日、正式発表された。

 WBSS公式サイトを通じ、井上は「このような大きなトーナメントに参加できることを光栄に思います。もちろん自分が勝ちます。そしてトーナメント覇者として次のボクシングキャリアに進んでいきたい」とコメントした。

 日本の誇る「モンスター」の参戦にWBSSを運営する1人となるプロモーターのカレ・ザワーランド氏は「イノウエの参戦にわれわれはゾクゾクしている。とても刺激的なファイターで、並外れた力を備えている。“モンスター”の愛称通りの実力を証明している」との公式サイトを通じて絶賛した。

 バンタム級版のWBSSにはWBAスーパー王者ライアン・バーネット(英国)、WBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)の出場が発表。ロドリゲスは指名挑戦者となるIBF同級3位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)との初防衛戦が1回戦になると公式サイトで発表。また元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)、元WBAスーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)の参戦も正式に決まっている。