アントニオ猪木(75)がプロデュースし、8月31日に東京・大田区総合体育館で開催予定だった「INOKI ISM.3」が延期されることが12日、猪木のマネジメント会社から発表された。

 「INOKI ISM.3」は、4月4日に都内で開かれた猪木の引退20周年記念パーティーの席上で発表された。ブラジル日本移民110周年記念大会と題し、ブラジルのジャングルファイト日本初上陸をテーマに、日本対ブラジルの総合格闘技5対5の対決に加え、プロレスを2試合の計7試合を予定していた。日本側の監督を藤原喜明が務め、ブラジル側はヴァリッジ・イズマイルが務めることも決まっていた。

 猪木は「スポーツ交流を通じて、世界平和を目指したい」と開催に意欲を見せていたが、日本とブラジルの選抜選手の選定に時間を要することや、東アジア情勢の変化でアントニオ猪木自身、多忙な状況となったため、現状を鑑みて延期の決定をしたという。