新日本プロレスの真夏の祭典、G1クライマックスは14日に28回目の開幕戦を迎える。13日に都内で出場20人が一堂に会し、前日記者会見が開かれた。全員のコメントをお届けする。

【Aブロック】

 17年連続17回目の出場、07、15年大会優勝、棚橋弘至

 「今回のG1で17年連続17回目。ということは、高校野球、夏の甲子園の高校球児が生まれたときからG1に出ている。感慨深いものがあります。ライバルが誰とか注目選手が誰とかは、17回も出ていると特に挙げる必要ないかな。でも強いて大きな流れ、いまのマット上の流れにあらがうという意味で、ライバルは新日本プロレス、注目選手は棚橋。ちょっくら優勝してきます」。

 15回連続15回目の出場、09年大会優勝、真壁刀義

 「若いやつら、台頭してきてる、時代を作っている、首都圏の客入りもすごい、地方もものすごく新日本を求めてくれてる。それでこそ、まだまだ上にいかないといけえねえ。新日本プロレスで誰よりも有名なのはおれだと分かってる。だけどよ、プロレスラーだからよ、年に1回のG1が楽しみでしょうがねえ。ぐうの音もでねえ、すげえ試合見せるから。出るからには優勝しか考えてねえ、とりあえず、すげーもん、見せてやるよ」。

 4年連続4回目の出場、前NEVER無差別級王者マイケル・エルガン

 「今朝、ワクワクする高揚感とともに目が覚めました。Aブロックを勝ち抜くだけでも簡単ではない。しかし、優勝すること、最高の試合を見せることは約束できる」。

 7年連続7回目の出場、前IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ

 「ケニーに負けてノーコメントでコスチューム、入場曲も変えて何か変えよう変えようと思ってましたが、変われませんでした。前の強くて格好良いオカダと変わることはできませんでした。とりあえず、日本をW杯の次はG1で盛り上げて、今年の夏は笑顔でいきたいと思います」。

 初出場、前IWGP USヘビー級王者ジェイ・ホワイト

 「光栄で高揚していて、ハートの全てをリングにささげ、素晴らしい試合をしてファンに喜んでもらえることにすべてを注ぎたい…、なんて言うと思ったか。ファンがうれしかろうが関係ない。むしろがっかりして怒りを覚えて帰ってもらった方がいい。この1年はおれの1年だと思っている。なのでこのG1必ず取ってみせる」。

 3年連続3回目の出場、EVIL

 「優勝者には東京ドームのメインの権利書だよな。このリングを制する上で最も重要なことだ。G1を制するということは、おれはそこも考えている。誰よりもEVILの力を信じている。新しい風景を見せることができるのはおれしかいない。EVIL、SANADAこそがこれからの新日本の本来の姿になる。だから決勝に上がってこい。その上で制し、権利書を獲得したときにはたった1人戦いたい相手がいる。それは…(内藤に視線を送る)」。

 3年連続3回目の出場、YOSHI-HASHI

 「すごく特別な思いもあり、今年も3年連続出場だけど、頑張るとかの次元ではなくて、どの試合もチャンスがあると思っているから、勝ちを1つ1つ拾っていって。おれはこのG1で最高の舞台で最高の結果を残したい。いろんな意見があると思うけど、すべて覆して、おれが必ずものにします」。

 5年連続5回目の出場、バッドラック・ファレ

 「FU○K!」

 初出場、ハングマン・ペイジ

 「ファレ、いまの一言はなんだ。その一言は俺に言っているのか。誰にどういう気持ちをもって発したのか、明日見つけてやろう」。

 2年連続8回目の出場、鈴木みのる

 「どいつもこいつもうるせーな。おれはG1優勝するためにここにきた。プロレスの王様を自分で名乗ってる。おれが手にする宝はあと2つだ。G1クライマックス、そしてケニーが持っているIWGP、これで日本のプロレス完全制圧だ。待っとけ」。

 【Bブロック】

 3年連続3回目の出場、16年大会優勝、IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ

 「王者とそうでない者、そこのスキルは雲泥の差があるだろう。G1は王者として初めて参戦する。ファンの皆は目をそらしてほしくない。1つ1つの試合がベストバウト間違いなしだから」。

 2年連続2回目の出場、IWGP USヘビー級王者ジュース・ロビンソン

 「G1はどの選手にとっても大事で意味深いというのは分かっている。挑戦権がかかっているからだ。昨年は生かせなかったが、今年は違う。このベルトがあるということはその中のトップだと証明している」。

 11年連続11回目の出場、08年大会優勝、NEVER無差別級王者後藤洋央紀

 「優勝しか見ていません。同じブロックの王者が何人かいますが、しっかりと大和魂を見せつけて日本人の根性を見せてやる、以上です」。

 6年連続6回目の出場、石井智宏

 「今年もふがいない半年をすごしているので、いまたまっているものをすべて吐き出します」。

 12年連続13回目の出場、矢野通

 「私の2つの源流が世間を騒がしてます。1つ目は日大。反則の日大みたいなイメージが。もう1つはアマチュアレスリング。パワハラやいざこざという。飲み会などで日大レスリング部ですと言うと、白い目で見られたり笑われたり。もどかしくて。フェアプレー日大の精神で、アマレスリングの技術を駆使して戦い抜きます。真面目に、真面目に、です!!」

  9年連続9回目の出場、13、17年大会優勝、内藤哲也

 「毎年、5月から6月にかけて行われているベスト・オブ・スーパージュニア、今年はここ数年で一番の盛り上がりをみせていたんじゃないかな。立役者は高橋ヒロムでしょう。彼の活躍に良い刺激をもらいましたよ。そんななか迎えたG1。DVDの宣伝や、なぜエントリーしているか疑問の選手、日本人は楽しているという意味不明の発言をしていた選手もいますが、過去最高のG1をお届けしますよ、楽しみに待っていてください。明日開幕戦が行われる大田区総合体育館でお会いしましょう、アディオス」。

 3年連続3回目の出場、SANADA

 「SANADA、EVIL、そしてもう1人。この3人が結果を出さないと駄目なんじゃないかなと思っております」。

 2年連続4回目の出場、飯伏幸太

 「結果を残します」。

 3年連続3回目の出場、タマ・トンガ

 「G1に関してはおれがどれだけできるのかということを見せるだけ。自分のすごさ、ニューヨークという場にも広がっていく。出場するすべての選手を切り刻んでやる。特にあいつを」。

 2年連続2回目の出場、ザック・セイバーJr.

 「G1が帰ってくる。サッカーは帰ってこなかったけど、G1がおれのものに帰ってくるだろう。史上初めての英国人優勝者となる。東京ドームでは自分があの舞台に立ちたい」。