WBO世界ミニマム級王者山中竜也(23=真正)が2度目の防衛に失敗した。同級3位ビック・サルダール(27=フィリピン)と12回フルラウンドを戦い、0-3の判定負けを喫した。序盤は押し気味だったが、中盤7回2分過ぎに強烈な右ストレートを顔面に食らいダウン。それでも王者の意地で盛り返し、終盤は相手をふらつかせる場面もあったが、劣勢を跳ね返すことはできなかった。

 山中は昨年8月に当時の王者・福原辰弥を判定で破り同級王座を獲得。今年3月にカジェロス(メキシコ)を下し初防衛に成功していた。戦績は16勝3敗5KO。