76歳の現役プロレスラー、グレート小鹿(大日本プロレス会長)が、45年ぶりにシングルの王座に挑戦する。8月8日、上野公園屋外ステージで開催の大日本大会で、新潟プロレスの新潟無差別級王者シマ重野への挑戦が25日までに決定した。

 小鹿は「76歳でのシングル王座挑戦は、史上最高齢でしょう。猛暑に苦しむ日本で、私の挑戦が一服の清涼剤にでもなれば。五輪じゃないんだから、やることに意義はないですよ。勝ちに行きます」と意欲を見せた。14日に同い年のマサ斎藤さんが亡くなり、ショックを受けていた小鹿だが、新たな挑戦に、気力を取り戻した。

 新潟プロレスは地域プロレスで、22日の新潟・村上大会に参戦した小鹿が、重野へ挑戦を表明していた。小鹿のシングル王座戴冠は、1973年10月、テリー・ファンクからNWAウエスタン・ヘビー級王座を奪取して以来という。