予選リーグAブロックの前哨戦で、10日の日本武道館大会で対戦する棚橋弘至とオカダ・カズチカが激しく火花を散らした。

 勝ち点14でトップの棚橋と、同12で2位のオカダが、タッグ戦の先陣として登場。リング上で激しい攻防を展開した。オカダが、棚橋の得意技ドラゴンスクリューを掛けるおきて破りの戦法で挑発。

 試合後も、2人は場外で激しく殴り合い、ファンを盛んにあおった。棚橋は「リーグ戦14点。トップ。勝てばいいだけ。5月のタイトル戦で負けて、本当に実力差を感じた。10回やって10回とも勝てない、ってぐらい思っていた。けどさ、志半ばで止まることはできないから。みんな、どんな未来を描いていますか? 今が天井ですか? オレだったらもっとできる」と、絶対王者オカダ越えを果たしての決勝進出を宣言。

 一方のオカダは「残念なお知らせが1つだけあります。日本武道館、風船禁止だって。どうしてだよ」と、決勝進出より今大会トレードマークとなった風船を持っての入場ができないことを嘆いていた。