ボクシングWBC世界スーパーバンタム級2位亀田和毅(27=協栄)が、体力アップをデータで証明した。12日の東京・後楽園ホールでの暫定王座戦の予備検診が、7日に都内で行われた。初対面した同級1位アビゲイル・メディナ(30=スペイン)とほぼ同じサイズも、胸囲は亀田が95センチで13・5センチ大きかった。

亀田にとって日本での世界戦は13年12月以来となる。5年前の検診結果と比べると、胸囲は8センチ、首回りは39センチで2センチ、リーチも170センチで7センチサイズアップしていた。階級を上げたこともあるが、今回取り入れたフィジカルトレーニングの成果だ。

3カ月にわたって、週2回の指導を受けて汗を流してきた。亀田も「トレーニングの効果が出ている。体に芯ができて、ぶれなくなった。パンチにも下半身が耐えて、バランスが崩れなくなった」と、スパーリングでも手応えを得ている。

3年ぶりの世界戦で、2人の兄に続く2階級制覇がかかる。3兄弟王者に続いて世界でも初の記録になる。「過去最高にいい。作戦通りにチームを信じてやるだけ。あとはリングですべてを出す」と自信を口にした。【河合香】