メインイベント(第8試合)でG1クライマックス決勝戦が行われ、予選から勝ち上がってきた大岩陵平(27)が35分10秒、必殺のビッグロック(ヘッドロック)で上村優也(31)からギブアップを奪ってG1初優勝を飾った。

大岩は優勝記者会見で「オッシャー! やりました! (上村に攻められた)腕の感覚ないですけど、最後の最後まで俺が戦えたのは、両国のみんなの声援のおかげです。本当に、本当に、本当に力になりました。マジでありがとう。最後リストロックで立ち上がれなかったけど、このG1は両国のみんなと勝ち取ったG1です。最初から最後まで、すっげぇ大岩コールありがとう」とファンに感謝した。

そして「G1クライマックス、熱い熱いG1クライマックスは今日で終わりましたが、俺がチャンピオンになったからには、これ以上に熱い新日本プロレスを、必ず俺たちの時代で、俺たちの世代で作り上げますので、本当に期待して見ててください。今日の決勝戦、見たでしょ。これが新しい新日本プロレスだ。これが俺のプロレスだ。これが俺のプロフェッショナル・レスリング。俺のずっとやりたかったプロレスだ。これでちゃんとシングルのタイトル取ったから、俺の道、間違えてなかったっす。ありがとうございました」と話し、TMDKの仲間であるザック・セイバーJr.、ハートリー・ジャクソン、藤田晃生とともに乾杯した。

以下、大岩の会見での主な一問一答。

-大岩選手がこだわってきた戦い方で今日、勝ったことは新日本にとってどんな意味がありますか

「今は自分たちのスタイルが世界的にはマイナーかもしれないですけど、このG1でこのスタイルでこれだけのお客さんが熱狂できたってことは、俺と上村優也の理想のプロレスのスタイルは間違ってなかったってことだと思うんで。これからもプロフェッショナル・レスリング、プロレスなんで、プロフェッショナル・レスリングでこのマットを熱くしていきたいと思います」

-天山選手の引退の翌日という最高のタイミングでの優勝ですが、今後はどんなレスラーになっていきたいですか

「目標のレスラーは変わらず自分の理想はしっかりあって、でもまだまだ自分の成長期なんで。まだデビュー5年なんで…いやデビュー5年だからじゃない。一生、現役でいる限り成長期なんで。テクニック磨いて、パワー磨いて、もっともっとプロのプロのプロのレスリングをできるようになっていきます」

-同期(藤田)の存在は大きかったですか

「でかいですね。自分は、藤田がスーパーJr.を獲って、同じチームだから半分は…半分というか2割ぐらいはうれしくて、8割悔しかったんすよ。同期で(自分が)出遅れてるっていうのが。だから早くシングルのタイトルが欲しかったし、負けてられないっていうのもあったし。ずっと悔しくて悔しくて、タッグリーグは優勝したけど、それでもプロレスなんでシングルで獲らないと意味ないと思ってたんで。やっとG1を手にすることができました」

-10月にIWGPヘビーのベルトに挑戦することを口にしました。今後どのように新日本を引っ張っていきますか

「10月のIWGP戦はまだ2カ月ありますので、俺もしっかりテクニックをもっと磨いて、チャンピオンのヘッドロックなら、頭をぐちゃぐちゃにして、脳波を狂わして、目が見えないくらい絞り上げて、アーククラッチならひじの関節ぐちゃぐちゃにひねり上げられるぐらい、しっかり強くなって10月の両国のリングに立つんで。今日以上に怖い大岩陵平を期待しててください」

-昨日の天山広吉さんの引退試合はどのようにご覧になりましたか

「(天山さんの)試合後は本体の選手だけセレモニーで、TMDKはセレモニーが無かったので、モニターでずっと見てたんですけど。昨日の(自分の)試合は、本当に天山さんのために、天山さんに良い引退をつなげられるように頑張ったんですけど、今日は天山さんのためじゃなくて、自分自身のために頑張りました。でも、天山さんの9分22秒の試合が、僕の刺激になったことは間違いないです」

-天山さんから受け継いでいくものとは

「天山さんから教えてもらったのは闘魂という2文字で表せると思うんですけど、リング上の技術とかじゃなくて、どれだけ苦しくても立ち上がる、顔を下向かない、前向いて、上向いて、つらかったら、陵平は応援されるから、つらいのをお客さんに伝えろって言ってもらったので。試合中もどんな時も下向かないように頑張るっていうのは天山さんから教えてもらいました。あとマウンテンホーンもマジで本当に僕の力になるんで、これからも使っていきたいなって思いました」