K-1スーパーライト級スーパーファイトで、安保瑠輝也(23)が山崎秀晃(31)に延長14秒、KO勝ちした。同級トップクラスの実力を示し、来年3月の「ケーズフェスタ2」で、ゲーオ・ウィラサクレック(34=タイ)の持つ王座挑戦に名乗りを上げた。
「壊し屋」の異名を持つ安保瑠が、大物食いをやってのけた。互いに左フックでダウンを1回ずつ奪い合い、もつれ込んだ延長戦。若さ、勢い、高さに勝る安保瑠が強烈な左ハイキックでダウンを取って、激闘に終止符を打った。
180センチの高身長でありながら、これまでリミット62・5キロのライト級で戦ってきた。16年11月から4連勝後、今年のK-1・6月大会でゴンナパー・ウィラサクレック(25=タイ)にKO負けを喫したが、同9月大会では、山崎の弟分、林健太(24)をKO。そして、今回、階級を一つ上げて、身体面が充実した。
7日の計量はリミットの65キロでパス。「いつも通り減量はきつかったが、体はでかくなってパワーは付いている。対戦相手には10年早いと言われているが、どっちが強いかはっきりさせる」との会見での強気の発言を実践した。「山崎選手にトップ選手の気持ちの強さがあり、途中で自分の気持ちが折れそうになった。でも、皆さんの応援が力になった」と地元の声援を味方に、劇的勝利を飾った。
山崎は「力みすぎて冷静さを欠いていた」と反省するとともに「ガード越しでも強いハイキックが飛んできた」と安保瑠の力を認めた。安保瑠はこの日の勝利でゲーオへの挑戦者に大きく前進した。その動向から目が離せなくなってきた。

