「明日の女帝」と呼ばれるアスカ(37)が、スマックダウン女子王者ベッキー・リンチ、「女王」シャーロット・フレアーをケンドースティック(竹刀)でめった打ちにした。

メインイベントで、4月のレッスルマニア34大会の再現となったフレアーとのシングル激突に臨んだ。16日のPPV大会TLC(米サンノゼ)で王者リンチに3WAY形式のTLC(テーブル、いす、はしご使用可)王座戦で挑戦する両者は激しい攻防を繰り広げた。アスカは得意のアスカロック(羽根折り式胴絞め裸絞め)や卍固めで追い詰めれば、フレアーには必殺フィギュア・エイト(8の字固め)で苦しめられた。

何とか回避したアスカは相手の繰り出したスピアーをコードブレーカーで迎撃。さらにフレアー得意の月面水爆も両ヒザを立てて迎え撃ち、再びアスカロックで捕獲した。しかし場外エスケープを許したフレアーから竹刀攻撃を受けて試合は反則裁定。アスカの反則勝ちとなったが、狂気に満ちたフレアーの暴走は止まらず、ゲスト席にいたリンチも竹刀でたたかれ、3者入り乱れての乱闘に発展した。スチール階段にフレアーをたたきつけたリンチを解説席に投げ飛ばしたアスカは竹刀を持つと怒りに任せ、不敵に笑いながら竹刀が壊れるまで2人をたたきつつけた。