ボクシング元WBA世界スーパーフライ級王者河野公平(38=ワタナベ)が12日、後楽園ホールで引退式を行った。00年にデビューし、12年に3度目の挑戦で世界王座獲得。13年の王座統一戦で敗れ陥落も、14年に再び王者となり、3度防衛した。戦績は33勝(14KO)12敗1分け。

スーツ姿でリングに上がった河野は「2度世界王者になることができ、最高のボクシング人生でした」と振り返り、「私とともに歩んでくださったすべてのみなさん、長い間本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

昨年11月の引退会見の際には、父豊蔵さんが経営するカイロプラティック治療院を「継ごうかとも思っている」と話していたが、現段階でも今後の活動は未定で、「これから奥さんと話し合います」とした。