ボクシング日本ミドル級王者竹迫司登(27=ワールド)が11連続KOでのV2を狙う。2日のタイトルマッチの前日計量が1日に都内で行われ、竹迫と挑戦者の同級1位加藤収二(28=中野サイトウ)ともリミットより200グラム軽い72・3キロでクリアした。

竹迫は昨年3月に王座を奪取し、チャンピオン・カーニバルのMVPになった。11月には初防衛にも成功し、年間表彰で新鋭賞にも輝き、「評価されたことはうれしい。1つずつ積み上げたい」と話した。

2月にはジムメート井上岳志の米国での世界初挑戦に、セコンドとして同行した。「いい刺激になった。世界挑戦の意識が高まった。遠い存在ではなくなった」と目を輝かせる。世界に向けてさらに飛躍を期す今年初戦へ「衝撃的に倒して、2年連続MVPをとる」と宣言した。

加藤は17年に3度目の挑戦で全日本新人王となり、13戦目でタイトル初挑戦となる。2勝1敗1分けから現在は8連勝中(5KO)と勢いに乗る。昨年11月に前王者西田光に勝って、指名挑戦権を獲得した。

「不利といわれれば燃える。今はワクワク感が大きい。勝って人生を変える」。AKB48の大ファンで、秋葉原のAKB48カフェで働いている。今度は自分が注目されるために、番狂わせの王座奪取を期した。