ボクシングの亀田3兄弟のいとこで「浪速の狂拳」こと亀田京之介(20=協栄)が31日、都内で東日本新人王フェザー級4回戦の前日計量に臨み、57・0キロでクリアした。対戦相手の稲森卓也(川崎新田)も同体重でクリアした。

亀田は18年元日にプロデビューも2回TKO負け。その後2勝し、これがプロ4戦目。ボクサーの登竜門である新人王戦には自ら金平会長に出場を志願したという。「亀田家で誰も(新人王戦に)出ていない。今まで“かませ犬”とか言われてきたけど、優勝したら、そうじゃないと言える」。結果を残して、かませ犬の冠を拭い去るつもりだ。

昨年11月の3戦目以来、走りこみなどで課題の下半身強化に励んできた。「日頃やってきたことが試合に出せるか、楽しみです。前よりスタミナはついていると思う」。ともに練習するWBC世界スーパーバンタム級暫定王者亀田和毅ら亀田家の面々からも太鼓判を押された。「みんなに落ち着いてやれ、自分のボクシングしたら負けへんから、と言ってもらってる」。

前日30日に、2戦目から験担ぎで続けている浅草寺での必勝祈願も済ませ、準備は万全。「面白い試合しますよ」と自信をのぞかせた。