18日(日本時間19日朝)にワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝を控えるWBA世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が同日、開催地の英グラスゴーのホテルで初体験の当日計量に臨み、増量限度の体重(58キロ)よりも500グラム少ない57・5キロでパスした。

無敗王者対決となる対戦相手のIBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)はジャージーを着用したままで57・8キロでクリアした。IBF独自ルールの当日計量を終えた井上は「朝の散歩がてらという感じですね」とリラックスした表情を浮かべた。

前夜にはステーキ店に足を運んでパワーを回復したという。ほぼ日本で世界戦に臨むルーティンを貫いてリングに向かうまでのすべての行事を終えた。井上は「コンディションはヤバイですね。いつも以上のパワーを発揮できると思います。勝ち方はどうであれ、絶対に勝利をつかみたいと思います」とあらためて強い決意を口にしていた。