優勝賞金100万ドル(約1億1000万円)を目指し、08年北京オリンピック(五輪)柔道男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(32=チーム・クロコップ)が米国で総合格闘技(MMA)リーグに臨む。

6日(日本時間7日)、米MMA団体のプロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(PFL)3大会(ニューヨーク州ロングアイランド・ナッソー・コロシアム)でデビュー戦を迎える。5日(日本時間6日)、同地で対戦相手となるジク・トゥニィウィリー(30=米国)とともに前日計量に登場。PFLの運営に携わる元K-1ファイター、レイ・セフォー氏の立ち会いのもと、259・0ポンド(約117・5キロ)でパスしたトゥニウィリーを横目に、石井は240・0ポンド(108・9キロ)でクリアし「明日は頑張ります」と意気込みを自らのツイッターにつづった。

当初は18年PFLヘビー級年間王者フィリップ・リンス(ブラジル)との顔合わせだったが、約1カ月前に相手サイドからキャンセルが入り、対戦カードも変更されたという。PFLは5月に開幕し、8月までレギュラー(総当たりリーグ戦)、10月からプレーオフ(トーナメント形式)、大みそかに決勝戦が開催される年間を通じた大会。石井はPFL3大会からの参戦となった。各階級の王者は100万ドルを獲得。2年契約を結んだESPN、ESPN+で全米中継されるだけに、石井にとっては存在感を示す舞台にもなる。