高校6冠のサウスポー李健太(23=帝拳)がデビュー2連勝を飾った。10戦無敗のマーロン・パニアモーガン(24=フィリピン)と拳を交え、3-0(58-56×2、59-55)の判定勝ちを収めた。

左ストレートや右ボディー、左ボディーストレートを打ち込み、体勢を低く突っ込んでくるパニアモーガンのスタミナを削っていった。今年2月のプロデビュー戦に続くKO勝ちを逃したこともあり「勉強になりました。これがプロの世界だと思いました」と反省も忘れなかった。

アマチュア時代、62連勝の記録を持つ李は5月に約3週間、米ロサンゼルス修行に臨んだ。米キシミーで2度目の防衛戦を控えた前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪(横浜光)の練習パートナーとして渡米。

「違うジムの世界王者の練習への取り組み、私生活は勉強になりました。今まで自分がやってきたことは未熟だった」と刺激を受けたという。

「まだまだ未熟なボクサーの一員なので、基本的なボクシングスタイルを確立しないといけない」と見据えていた。