日本女子タッグのカブキ・ウォリアーズ(アスカ、カイリ・セイン組)が、またもWWE女子タッグ王座獲得を逃した。

アレクサ・ブリス、ニッキー・クロスの王者組に挑戦。セインがクロスボディでブリスの動きを止め、アスカとの連係攻撃も展開。交代したアスカもクロスをスライディングキックからの投げっぱなしジャーマンを繰りだして試合を優勢に進めた。勢いづいたセインは場外に逃げるクロスにクロスボディを成功させ、すかさず得意のインセイン・エルボーでヒジをたたき込んだが、ブリスのカットでフォールできなかった。

この好機を逃すと、今度はブリスを狙ったアスカの蹴りがコーナーポストに誤爆してダメージを負った。孤立したセインは裏拳で反撃を試みたものの、クロスのネックブリーカーで動きを止められ、最後はブリスの得意技ツイステッドブリスを浴びて沈んだ。王者組を追い詰めながらも、ベルトには届かなかった。

6月のWWE東京公演で当時のWWE女子王者だったジ・アイコニックス(ペイトン・ロイス、ビリー・ケイ組)を下して王座挑戦権を獲得したカブキ・ウォリアーズは7月16日のスマックダウン大会で王座挑戦。王者組のカウントアウトで勝利したが、規定で王座移動がなかった。今月5日のロウ大会では4組出場形式の王座戦に挑んだものの、現王者のブリス、クロス組にベルトを奪われていた。テレビマッチでは3度目の王座挑戦だったが、またもベルトに届かなかった。

試合後、セインはツイッターを更新。「私の辞書に『ギブアップ』の文字はない」と、王座奪取に向けて揺るがぬ闘志を示していた。